【海外】飛行機でのモバイルバッテリーの持ち込みについて【荷物】【準備】
こんちは。マラウイ派遣予定、理学療法士のROM(@ROM00curiosity)です。
昨今の海外旅行というか日常生活で手放せなくなった電子デバイスたち。
そんな愛しの電子デバイスたちは、問題なく飛行機に持ち込むことができるのか?
早速だけど結論!!
結論、普通サイズのスマホやノートPC、モバイルバッテリーなら機内持ち込み手荷物で問題なくいけるよ!
早速、結論ですが、行けます。
リチウムイオン電池においては、160WhならOK!
ただ、これだけだと不安だと思うので一応、国土交通省のHPにあるモバイルバッテリー等についての詳細にこう書いてあります。
客室に持ち込み可能なモバイルバッテリー等はワット時定格量が160Wh以下の小型な製品に限定されます。
国土交通省HP モバイルバッテリーの持込みにご注意ください!
製品の表示やメーカーのホームページ等により、必ずワット時定格量を確認しましょう。
ワット時定格量が100~160Whである場合、2個までの個数制限もあるため、ご注意ください。
とあります。
このワット時(Wh)定格量が160Wh以下というのが肝で、お持ちのモバイルバッテリーが160Wh以下であるかを調べる必要があるのですが、いかんせんほとんど場合、書いていない!
じゃあ、どないすんね?と思いますが、一応計算できます。その式がこちら↓
ワット時定格量(Wh)=定格容量(mAh)×公称電圧(V)÷1000
まず定格容量(mAh)とは、バッテリーの容量になります。これはどんなモバイルバッテリーにも書いてあると思います。なんて言ったって、これがモバイルバッテリーで一番大事なスペックの一つですからね。
これは、私が持っていく予定のモバイルバッテリーですが、10000mAhと書いてあります。つまり、定格容量は1000mAhと言うことになります。
次に、V(電圧)ですね。ここで注意するのは、国土交通省のHPで記載されている電圧が公称電圧ということです。
公称電圧とは、電池を通常状態で使用した場合に端子間で得られる目安の電圧の値のことです。で、この公称電圧は電池の種類によって決まります。(公称電圧wiki)
そして、リチウムイオン電池の公称電圧は3.7(V)と決まっています。
なので、私が使っているモバイルバッテリーのワット時定格量(Wh)は、
10000(mAh) × 3.7(V) ÷ 1000 = 37(Wh)
ということになります。
余裕で、160Whより小さいですね。
で、たいていのモバイルバッテリーって容量が大きくても20000mAhぐらいまでなんですよね。20000mAhだと
20000(mAh) × 3.7(V) ÷ 1000 = 74(Wh)
これでも全然余裕ですね。100Whにも達していないので2個以上持っていくことも可能です。
むしろ160Whを越えようと思うなら、44000mAh以上の容量が必要です。
また、27000mAh以内なら100Whに収まりますので、28000mAh≦ 2個まで ≦ 44000mAh ということですね。
ちなみに28000mAhのモバイルバッテリーを検索しようとすると、↓のようにバッテリースターターとか出てきます笑
実はそれ以上である30000mAhのモバイルバッテリーは存在するのですが、よくわからない中華メーカーなので普通に買わない方がいいかと思います。
ということで、安心して海外にモバイルバッテリーを持っていくなら10000mAhか20000mAhの信頼のあるメーカーのもの選ぶといいかと思います。
で、この160Wh以下という上限はリチウムイオン電池においてのみです。
リチウムイオン電池とリチウム金属電池とは?
国土交通省のHPを見るとリチウムイオン電池と似たような名前のリチウム金属電池はリチウム含有量が2gを超え8g以下のものは2個まで(機内持ち込み、預け入れは不可)というものがあります。
ん?リチウムイオン電池とリチウム金属電池?同じリチウムだけど何が違うの?と思いますよね。
この2つは同じリチウムを使いますが全然違います。
それは一次電池か二次電池かの違いです。
一次電池は一回使い切りの電池のことで、二次電池は再利用可能な充電できる電池のことを言います。(なんか中学理科でやったな)
つまり、モバイルバッテリーやスマホ、ノートPCに入っている今時の充電できる電池はリチウムイオン電池ということです。
一度、取説とかで確認してみるといいと思います。おそらくリチウムイオン電池と書かれているはずです。
では、リチウム金属電池にはどんなものがあるかというと、こんなものがあります。
そう、コイン電池です。
他にもボタン電池とかもありますね。
なので、今はよっぽどリチウム金属電池を使うことはないかと思います。腕時計くらいかな?
ちなみにリチウム金属電池のリチウム含有量は1Ahで0.3g含んでいるそうなので、リチウム含有量を知りたけば
容量Ah × 0.3g = リチウム含有量
を計算すればOKです。
ただし、一般的な家庭用のリチウム金属電池がリチウム含有量2gを超えることはまずないので、そんなに気にしなくてもOKです。
一般的なCR2032というコイン電池だと225mAhなので、0.225 × 0.3 = 0.0675(g)と全然入ってないので大丈夫!
最後の注意!
リチウム電池はどちらにせよ、預け入れができず、機内持ち込みしかできないので注意!!
リチウム電池 預け入れ不可 機内持ち込みOK
いいね!?
また航空会社によって持ち込めるバッテリー数に制限があったりするのでそこは要チェック!!
ちなみに今回、私が使うシンガポール航空は、100Wh未満は1人15個まで、予備バッテリーは損傷やショート防止を施して1人20個まで。100以上160Wh未満の場合は1人2個まで、スペアも2個まで。
エチオピア航空はモバイルバッテリーは160Wh未満で2個まで(100Wh未満出会っても)、予備のリチウム電池は100Whを超え160Wh以下またはリチウム含有量が2gを超え8g以下の場合は2個まで可とのこと
ということで、質前的にモバイルバッテリーは2個までって感じですね〜
まとめ
- モバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池は、10000mAhか20000mAhを選んでおけば間違いなし!
- リチウム金属電池はそうそう2g以上になることはないので気にしない!
- リチウム電池はどちらにせよ、預け入れ不可! 機内持ち込みOK
- 利用する航空会社によって多少の違いがあるから要チェック!!