【チェワ語】チェワ語文法まとめ:基本編【マラウイ】

Moni!(こんにちは)。チェワ語ビギナーのROM(@ROM00curiosity)です。

ついにチェワ語の現地訓練が開始したので復習がてらまとめていきたいと思います。

チェワ語はどこの言葉?

チェワ語は主にマラウイ全土使用されており、マラウイの公用語になっています。また、マラウイ以外のザンビアやモザンピークの一部の地域でも使われるようです。
(マラウイの一部の地域では他の言語も使用されています。例えば、北部の方ではトゥンブカ語が話されているそうです)

チェワ語のアルファベット

チェワ語にもアルファベットがありますが、英語のアルファベットと少し異なります。

  • QとXは使わない
  • CはChになる
  • チェワ語は基本的に母音(A,E,I,O,U)がつく
  • WとYは準母音で母音のような働きもある Ex) Amayi(アマイ)とAmai(アマイ)は同じ発音
  • 特殊な子音としてnth(タ)、Ph(パ)などがある

なので基本的にはローマ字読みをすれば問題なく読める
※もちろん、中には読みづらいものもある

チェワ語の特徴

1.一つ一つの単語に色々な意味がある

Ex) dfiにはI , and , is\are , withがある

これらを文の形、結び、意味合いで判断する

Ndikupita  ( I walk. )

Taro ndi Tom  ( Taro and Tom )

Taro ndi Doctor ( Taro is doctor )

一見するとややこしいが、意外と文の形や単語の順番などで判断できます。

2.チェワ語は必ず主語が代名詞になる

日本語や英語は、「ROMは歩いています」や”ROM is walking"のように人物名をそのまま主語にできますが、チェワ語ではそれができません。
なので,チェワ語ではこのようになります。

ROM, akuyenda  (アクイェンダ)

名前、代名詞となり主語は必ず代名詞になります。

3.複数形は尊敬を表す

主語の部分で話しますが、チェワ語では複数形は尊敬を表します。

EX)Ukuyenda (あなたは歩いている) Mukuyenda(あなたたちは歩いている/あなたは歩いています

この↑文では、Uは「あなた」、Muは「あなたたち」という意味ですが、複数形であるMuは尊敬の意味を含みます。

シチュエーションとしては、自分と上司が会話してる時は自分が上司について話すときはUでなくMuを使います。

チェワ語の基本文型

英語の5文型(SVO)のようにチェワ語にも基本文型(CSSS: Chichewa simple sentence structure)があります。

ただし、1つだけ。それが、

SP+TM+ROV+(SS)=CSSS

それぞれの意味はこんな感じ

  • SP : Subject prefix or Pronounce Prefix(主語・代名詞の役割をする接頭辞)
  • TM : Tense maker(時制マーカー)
  • ROV : Root of Verb(原型動詞)
  • SS : Something Suffix(接尾辞)

つまり、チェワ語の基本構造は主語+時制+動詞で構成されています。
※ちなみに接頭辞とは、単語の前にくっついて意味を追加するもので、接尾辞はその逆で単語の後ろです。

さらにチェワ語ではこれらをピッタリつなげて書きます↓

Ndi + ku + pita=Ndikupita ( I αm going )

こんな感じです。

主語(接頭辞)、時制マーカー、動詞は離しません。くっつけます。

SP:主語の役割をする接頭辞

チェワ語の主語の役割をするのがSP:Subject prefix or pronounce prefixです。

以下の表がチェワ語での主語になります。

Ndi(ディ)、Ti(ティ)、U(ウ)、Mu(ム)、A(ア)の5つです。三人称は単数も複数もAです。

EX)Ndi+ku+funa=Ndikufuna(ディクフナ):I want

EX)Ti+ku+bwera(ティクベレラ):We are coming

EX) U+na+sewera(ウナセウェラ):You played

EX) Akudya:He/She/They is(are) eating

TM:時制マーカー

SP(主語)の次に来るのが時制を表す時制マーカーです

チェワ語で表現できる時制は8つ
※ひょっとしたら、もっとあるかもですが習ってないので8つということで

過去、過去進行、現在完了、現在進行、現在(習慣)、(すぐ来る)未来、未来、未来進行

  • 過去:-na-  Ndinapita ( I went )
  • 過去進行:-nka-  Ndinkapita ( I was going )
  • 現在完了:-a-  Ndapita ( I have gone )
  • 現在進行:-ku-  Ndikupita ( I am going )
  • 現在(習慣):-ma-  Ndimapita ( I go )
  • (すぐ来る)未来:no tense(なし)  Ndipita ( I am going to go )
  • 未来:-dza-  Ndidzapita ( I will go )
  • 未来進行:-dzidza-  Ndidzidzapita ( I will be going )

細かい解説は今回は省略しますが、基本的には過去、現在進行、未来の-na-,-ku-,-dza-の3つが基本となります。

ROV:原形動詞

時制の次は動詞になります。

チェワ語の動詞の特徴として、英語のように形が変形することは基本的にありません。(時制マーカーすであるため)

また、日本語の動詞の音が必ず-uで終わるようにチェワ語の動詞も必ず-aで終わります

ということで、動詞は基本的覚えるだけです。

これで、基本的なチェワ語の文章を作ることができるようになります。

まとめな感想

こうやって文章で書くと何やらややこしいですが、意外と日本語と親しみやすい部分が多いです。

感覚的には日本語と英語の中間にチェワ語がある感じです。

ただ、チェワ語を勉強するなら英語で勉強する方が理解しやすい気がします。これは私自身が英語で習っているせいもありますが、時制の感覚はどちらかというと英語よりな気がするので英語からの導入がいいかと思います。

でも、このブログではなるべく日本語でもわかりやすく書くつもりです。

これからも覚えたチェワ語をできるだけ共有していこうと思います。では!