【マラウイ日記】任地にカントリーツアーに行ったよ!【マラウイ3-4週間目】

Muli bwanji マラウイ派遣JOCV理学療法士のROMです。

これを書いている時はもうマラウイに来て2ヶ月が経ってしまいました。

現在はリロングウェのKCH(カムズ・セントラル・ホスピタル)で病院研修中なんですが、2週間ほど前に体調とメンタルをやられてまして少し引きこもりになっていました。

今はも完全に復活しました。

さて、今回はマラウイに来て3-4週間目の記録のメモをしていきます。

マラウイ3週目の予定はチェワ語の語学訓練ではなく、カントリーツアーとその他諸々の準備です。

銀行口座の開設

JOCV(海外協力隊員)はボランティアなのでお給料はもらえませんが、任国で生活していくための手当が支給されます。

支給される金額は派遣される国によって異なりますが、基本的には任国での生活用なのでそんな高額な手当はもらえません。

さらに支給される手当は米ドルなので、任国で別に銀行口座を作る必要があります。

マラウイではスタンダードバンクという銀行で銀行口座を作りました。

手当はこの銀行口座に米ドルで振り込まれ、降ろす際はマラウイクワチャに換金してからでないと下ろせません。

カントリーツアー

この週はそれぞれの任地に2泊3日でホームステイをしました。

私はムチンジに行き、配属先のムチンジ県立病院の理学療法士であるCP(カンターパート:派遣先の活動を一緒にやってくれる人)のご自宅でホームステイさせてもらいました。

リロングウェからムチンジまではミニバスで2時間半くらいです。状況によって4時間くらいかかる場合もあるそうですが、そこはマラウイ仕様ということで。

本来はムチンジまでは乗り換えは必要ないのですが、2回くらい乗り換えさせられました。文字通り車だけを乗り換えただけでルートとか変わりないです。

リロングウェからムチンジまでM12という国道をひたすら真っ直ぐいくだけの単純なルートです。

ちなみにリロングウェからムチンジまでのミニバスの料金はMK6,000でした(2024/2月時点)

要請先の病院:Mchinji District Hospital で挨拶回り

ムチンジに着くとホストファミリーが車で迎えに来てくれており、そのまま要請先の病院に行き各部署にあいさつ回りをしました。

病院の部署は数が意外と数が多いかつ英語がわからなすぎて何がどのくらいあるか全然把握できませんでした。とりあえず、たくさんあるなって感じです

病院のリハ室です。

平行棒や階段はありますが、どちらも手すりがグラグラしていてちょっと使うには怖い。

プラットフォームはもちろんありません。まぁ、プラットフォームは私が以前勤めていた職場にもありませんでしたけどね!プラットフォーム?何それ?美味しいの?ということでプラットフォームがないのが私の中ではデフォルトです(欲しいなぁ)

治療台は別の個室のようなところに2台あります。

他には手作りの小児用の起立台や中古の歩行器がありました。起立台はダンボールをボンドと小麦粉?で固めて作ったそうです。

他にはやたら軟性のニーブレースやショルダーブレースがあったりしました。

また、この病院ではclubfoot先天性内反足の患者が多く、固定用の装具が沢山ありました。これは私の前任の隊員がJICAの資金で購入したそうです。

職場のリハスタッフがとても感謝してました。

警察署にあいさつ

病院への挨拶が終わったら警察署へ行きました。

警察への説明は全部ホストファミリーが行ってくれたので無事に済みました。ホストファミリー様様です。

ちなみに警察署や政府関係、軍関係の写真は基本禁止なので写真は撮ってません。

家の見学

ムチンジでの私の住む家を確認しました。

家自体はJICAが探してくれた家で、どんな家になるかはかなり運に左右されます。

電気、水道がなく、井戸、穴トイレ生活も普通にありえます。

私はとても運のいいことにかなりいい家で電気、水道はもちろん、トイレは水洗でシャワーのお湯も出るようです。

それどこか、新築?リフォーム?の新しい家で「マジでこれに住んでいいのかよ?」という感じです。

この時ホストファミリーも一緒に見学に来ていたのですが、ホストファミリー(奥さんと子供の3人暮らし)の家よりも遥かに大きく設備もすごくて内心ものすごく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ホストファミリーは笑って

It’s very big! You can change bedroom everyday.

とか言ってましたが苦笑

カーペンターへ家具の見積もり

新しい家にはもちろん家具がないので、家具を作りにカーペンターにいきます。

こっちでは基本的に家具は作り置きのものでなく、カーペンターに頼んで作るようです。

また、ベッド、テーブル、椅子、棚はJICAから一部補助金が出るので、そのためにもカーペンターに行って家具の見積もりをもらう必要があります。

カーペンターもホストファミリがーおすすめのところを5つくらい教えてくれて、その他交渉ごとも全て行ってくれました。

ほんとすごくいい人すぎてすごく感謝です。

ホストファミリーのお家(内装)

私が泊まらせていただいたお部屋。

マラウイあるあるですが、ちゃんとGさんはたくさんいました。

リビング。

カントリーツワーで食べたマラウイの家庭料理

右手の白いやつがシマ。左手前が牛もつの煮込み?。左おくがパンキンリーフ(かぼちゃの葉)です。

よくシマは家庭やお店によって味が違うと言いますが、この家庭のシマはとても美味しかったです。うまく言葉で形容できませんがとりあえず今まで食べたシマの中で一番美味かったです。

牛もつは文字通り。牛の内臓でレバーやハツ、ハチノスやセンマイのような部位もありました。臭みは全然なくめちゃくちゃ美味かったです。かなりご馳走な気がします。

チャンボというマラウイのお魚です。チャンボのフライですね。

カリッとあげてありこれまた美味かったです。

一度自分で捌いて塩焼きにして食べたことがありましたがそれよりも遥かにまかったです。

チャンボは素揚げがベストかもしれませんね。

ちなみに緑色のライムのようなものはレモンです。こっちのレモンは緑のものが多いですね。

しかもめっちゃ安いです。一つ50円くらいですかね。

ウシパというマラウイの小魚です。ウシパをトマトで煮込んだような料理でした。

これまた美味しくて小魚特有の苦味が全然なかったんですよね。

これも一度自分で調理したことがあるのですが、どうも魚の苦味と生臭さが消えずに美味しく作れなかったので、ホストファミリーの奥さんの料理スキルの高さ伺えます。

左下がアフリカンケーキ?ちょっと名前は忘れましたがバナナと小麦粉で作ってあるそうで、食べると確かにバナナの香りがして美味しいです。

右奥はアボカド。こっちのアボカドは大きく、そしてどこにでも売っていて安いです。1個50円くらい。食べ方はナイフで4等分にして皮をバナナの皮のようにして剥きながら食べます。

右手前は紅茶。マラウイでは紅茶に砂糖をめっちゃ入れて飲むのが主流らしいです。

紅茶はレモン果汁を入れてレモンティーにしたり、牛乳を入れてミルクティにして飲むみたいです。普通に美味しい。

ムチンジのバーに行く

マラウイの男性?ホストファミリー?は夜になるとよくバーに行って友達と遊ぶそうで、私ももれずにバーに連行されました笑

バーにはビリヤードがあり、多分8ボールというルールでやっており私も(ほぼ無理やり)やらされました。笑

ホストファミリー以外のお客ともやり、みんなが優しくルールを教えてくれました。

その中でもものすごくビリヤードが上手なかたがいたのですが、その方は車椅子に乗っており(おそらく脊損だと思うのですが)、それでも圧倒的にビリヤードが上手でした、そして何より気になったが彼の乗っている車椅子がスポーツ用のどう見てもお高い車椅子。(そしてぶっちゃちょっとおっかねぇ)

どうやらマラウイとザンビアの国境のイミグレーションを管理するお仕事らしくかなりお金持ちのようで、病院にいくつか(新品の)車椅子を寄付しているようです。

「こっちに来たらマッサージをしてくれよな」と言われ、内心おっかねぇ!!と思いながらof courseと答えておきました。苦笑

まとめな感想

ムチンジがどんな場所で職場がどんな感じなのかとても不安に思っていましたが、思っていたよりもかなりいい場所でリロングウェよりも静かですがちゃんとマーケットもあり生活する分には困ることもなさそうです。

職場もリハビリ科(Department Physiotherapy)も小さいですが、いい人そんな方ばかりで今回ホストファミリーになってくれた方が私のカウンターパートになってくれるのでとても心強いです。

また首都リロングウェからもミニバス2時間ほど着くので他の隊員よりはわりかし近いので首都への行き来にはそんなに苦労はしなさそうです。

何はともあれここムチンジで無事に約2年間過ごせるよう頑張っていきたと思います。